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  • わたなべけい・小杉卓・小川貴士 三人展「見えないもの、見えるもの、見えているもの—Visible and Invisible—」

展覧会情報

オーストラリアを制作活動の中心として、わたなべけいは長年「自分とは何か」を探り続けてきました。自身の来歴、そして自然や人との繋がりを織物のように紡ぐ独自の版画表現を通じて、見ることのできない心の内面を描き出そうとしています。
フランス滞在の経歴も持つ小杉卓は、文字と絵の境界にあるイメージを自在に使って、目に見えない様々な概念を表そうとしている気鋭の書家です。加えて、オーボエ奏者でもある小杉の音楽の感性も筆先にほとばしるものがあります。
小川貴士はイタリア滞在時代に経験したまばゆい光を水彩画に取り込もうとしてきました。光は色も形もなく目に見えないものですが、明るい景色の中にある光の存在感は彼にとって圧倒的なものだと言います。また、「希望」の比喩としての光を描き出すことも大きなテーマとなっています。
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